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「腿を上げて歩く」が逆効果になる理由|歩行を楽にする“支える脚”

「最近、足が上がらなくて…」
「つまずくことが増えたので、意識して腿を上げて歩くようにしているんです」
お客様とお話をしていると、このようなお悩みを伺うことは決して少なくありません。
確かに、
「足が上がらない = 筋力が足りない = だったら、しっかり腿を上げよう」
そう考えるのは、自然な流れかもしれません。

しかし実は、その“頑張り方”が、かえって歩きにくさや、つまずきを助長してしまっているケースも多いのです。
今回は、「歩行動作の足を上げることよりも大切なポイント」についてお話ししていきます。
歩行で足は“上げる”ものではない?
正確に言うと、歩行中の脚は「自分で一生懸命持ち上げるもの」ではありません。
歩行とは、
- 片脚で体重をしっかり支える
- 体の重さが前へ移動する
- その結果、反対の脚が自然に前へ振り出される
という流れの連続です。
つまり、体重移動がスムーズに行われていれば、脚は自然に“浮いてくる”というイメージになります。

ここで重要なのは、
「どれだけ足をあげているか」ではなく、
「支持脚にどれだけ安定して体重を乗せられるか」
という点です。
腿を上げようとすると、なぜ逆に歩きにくくなる?
つまずくのが怖くて、腿を高く上げようと意識すると、多くの方が次のような状態になります。
- 体が左右にブレる
- 支持脚に体重が乗りきらない
- 上半身に力が入り、動きがぎこちなくなる
これは、支える脚(支持脚)が不安定なまま、振り出す脚を頑張って上げている状態です。
その結果、
- 一歩一歩が疲れる
- 歩くと腰や膝が重くなる
- それでも、つまずきは減らない
という悪循環に入りやすくなります。
歩きやすさのカギは「支持脚」にある
歩行で本当に大切なのは、
「支持脚にしっかり体重が乗って安定しているかどうか」
という点です。
支持脚にしっかり体重が乗ると、
- 体が安定する
- 無駄な力が抜ける
- 反対の脚は自然に前へ出る
この状態では、「足を上げよう」と意識しなくても、歩行はスムーズに進みます。
逆に、支持脚に体重が乗れないまま歩こうとすると、どれだけ脚を上げても歩きにくさは改善しません。
簡単チェック:支える脚に乗れていますか?
ご自宅でできる、体重を支える位置が安定しているかを確認する簡単チェックをご紹介します。
※お一人で行う場合は、鏡で姿勢が見えるようにしましょう。
チェック方法
- 脚を肩幅程度に開き、まっすぐ立ちます
- 両足で、つま先立ちになります
- このときの体の反応を観察します
チェックポイント
- 身体が前や後ろに倒れそうになる
- お尻が後ろに突き出る
- 上半身に力が入り、緊張する
これらを感じた場合、歩行中も支持脚にうまく乗れていない可能性があります。
最後に
いかがでしたか?
つまずきや歩きにくさ、疲労感は、「足が上がらないから」起こるとは限りません。
むしろ多くの場合、
「支持脚に、安心して体重を乗せられないこと」
が原因になっています。
支持脚に体重が乗せられない要因は人それぞれあり、これだけやれば改善するというものはありません。
当店では歩行動作の評価もしっかり行なっていますので、歩き方が気になる方はぜひ当店に来店していただければと思います。
