歩くと膝・腿がすぐ疲れる人へ|原因は“股関節の伸び不足”かも【動画付き】

「歩いているといつも腿や膝が疲れる…」
「階段の上り下りで膝が重だるい…」

そんな経験をしたことはありませんか?

脚を使う動作なので一見自然に思えますが、疲れや負担を脚全体ではなく膝や腿といった一部分で強く感じている場合、効率よく体を使えておらず、膝に負担が集中している可能性があります。

最初は“疲れ”や“重さ”として現れることが多いですが、放っておくと場合によっては、“痛み”へと変わり、将来的に変形性膝関節症等に繋がることもあります。

今回は、歩行中の膝・腿の疲れに着目し、楽に歩くためのポイントと運動を紹介していきたいと思います。

目次

歩くときに大事な“股関節の動き”

歩くときの身体を支える瞬間を細かく分けると、「振り出した足の踵がついて前に進む瞬間(立脚前~中期)」と「片足で体を支えながら後ろに蹴り出す瞬間(立脚後期)」があります。

よくお客様から「足が前に出せないのよね」という声をいただきます。

しかし実は、このときに特に大事なのが足を振り出す事ではなく、前述した脚が身体を支える瞬間です。(立脚後期)

歩く際に大事な身体動きは様々ありますが今回は、“股関節の伸び”に着目してみましょう。

本来であれば、踵がつくと同時に股関節が十分に伸展(体に対して脚が後ろにいく状態)することで、姿勢を崩さずスムーズに前に進み、膝や腰への負担を最小限にできます。

しかし股関節の伸展がうまく出ないと、足を前に振り出すような歩きになることで歩幅が小さくなったり、膝や腰が代わりに動きすぎたりします。

その結果、腿を持ち上げる“行進”のような歩きになり、歩くだけで膝や腿に疲れを感じやすくなるのです。

【動画解説】姿勢の崩れと膝の疲れ

「でも自分がどんな歩き方しているのかなんてわからないわよ」そんな声が聞こえてきそなので、鏡で見てわかる姿勢に着目してみましょう!(笑)

日本人に比較的多いと言われる“スウェイバック姿勢”

一見ラクそうに立てる姿勢ですが、骨盤が後傾することで股関節のはまりが浅くなり不安定になります。
また、同じ姿勢を皆さんも取っていただくと分かると思いますが、

膝が自ずと曲がってきてしまうと思います。そのため、膝や・腿周りの働く量が増えてくるのがこの姿勢の特徴です。

この姿勢のまま歩き続けると、膝や腿の筋肉ばかりが余計に働き、歩くだけで「膝が疲れる」「腿がだるい」と感じやすくなってしまうのです。

つまり、膝の疲れやだるさの原因は膝・腿そのものではなく、姿勢の崩れの一つである“骨盤後傾位”が大きく関係しているといえます!

では、その骨盤後傾位の方に向けたエクササイズを最後は、動画で説明していきたいと思います!
ご覧ください!

最後に

いかがですか?
エクササイズ後、歩く際の足の重さや歩きにくさなどは、変わりましたでしょうか?

もちろん、膝周りが原因で膝・腿周りの疲れやすさが出てきている方もいらっしゃると思いますが変化を感じた方も少なくないのではないでしょうか?

このように、負担がかかっている場所が原因ではなく、日常の動きや姿勢などが皆さんのお身体に影響しているかもしれません!

ぜひこれを機に、皆さんの日常を見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか?
では、次回をお楽しみに!

\ 初回限定 70分 ¥3,000

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