3分でわかる関節の役割|足首・膝・股関節・背中・肩の使い分けチェック

「全身ってやっぱり、つながりがあるんですね!」「関節って色んな役割があって大事なんですね!」と、多くの方に運動指導をしていると新しい発見をしてくれた嬉しいお声をいただくことがあります。

その一方で、

「いろんな情報があって身体って難しい…」
「細かいことまでは難しい…」

と助けを求められることも少なくありません。

たしかに、人の身体は単純なものではなく、様々な要素が絡み合っているので、私たちも日々勉強です!(笑)

でも実は!からだの仕組みや役割は、おおまかに理解しておくだけで、運動の効果もケガの予防効果もぐっと変わるんです。

今回は、「関節ごとの役割の違い」に着目して、皆さんの生活動作や運動への影響をわかりやすく説明していきたいと思います!

目次

関節ごとの役割の違い(安定性と可動性)

各関節ごとに細かな構造はたしかにありますが、ざっくり分けると「安定が大事な関節」と「動きが大事な関節」この二つに大きく分けられます。 実際に並べてみると、こんな感じになります!  

関節主な役割
足首可動性
安定性
股関節可動性
腰(腰椎)安定性
胸・背中(胸椎)可動性
肩甲骨安定性
肩関節可動性

見ていただくと分かるように、「安定性」と「可動性」が交互に並んでいるのが、大きな特徴です!
だからこそ、一つの関節が本来の役割を果たせないと、その上下の関節に負担がかかりやすくなるんです。

【動画解説】安定と可動のバランスが崩れると腰痛に

では関節ごとの役割がざっくりわかったところで、すこし皆さんの生活や運動に着目をして説明していきましょう!  例えば、よくこんな言葉をお客様から聞くことがあります。

「お腹引き締めたいから、腰を捻って歩いている」
「ゴルフのスイング強くするために腰をしっかり回している」

ここまで読んでいただいている方なら、違和感を覚えますよね?
細かい構造は置いておいて腰は動かすところではなく、腰(腰椎)は、「安定性」の関節でした。

にもかかわらず、あえて腰を大きく動かすような動きをしたり、上下の胸・背中(胸椎)や股関節が上手く動いていないと、本来“安定”が役割の腰が過剰にひねられることになります。

歩行やゴルフなどの回旋動作で腰に負担が集中し、腰痛につながってしまうケースも少なくありません。

『腰をひねると痛い=腰だけの問題』と思われがちですが、実は“胸・背中(胸椎)の動き不足”が原因になっていることも多いのです。

では今回は、関節ごとの役割を意識した背中・胸(胸椎)のエクササイズを動画で説明していきたいと思います。

ご覧ください!

最後に

いかがでしたでしょうか?からだの関節には、それぞれ「安定」と「可動」という大きな役割があります。

このバランスが崩れると、隣り合う関節に余計な負担がかかり、腰痛などの不調につながることがあります。

このお隣さんの関係を少し意識するだけでも、いまやっている運動や日常動作でのケガ予防や効果アップにつながります。

ぜひ“体のつながり”を意識して、無理なく体を動かしてみてください!

\ 初回限定 70分 ¥3,000

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