運動しても整体に行っても戻る痛み|見逃されている「関節の位置関係」

「良い姿勢を意識しているのに、すぐ疲れてしまう」
「整体やピラティス、運動をした後、その場では楽だけど痛みが戻る」

このようなお悩みを抱えている方は少なくありません。
実際当スタジオにもかなりのお客様がこの悩みを訴えて来られます。

一般的には、

「背すじを伸ばす」「体幹を意識する」「正しいフォームで動く」

といった指導がされることが多いですが、それだけでは改善しきらないケースも多く見られます。

その理由のひとつが、関節そのものの位置関係にあります。
そこで重要になるのが、「関節求心位(かんせつきゅうしんい)」という考え方です。

今回は、姿勢や動きの“土台”となる関節求心位について解説していきます。

目次

関節求心位とは?

関節求心位とは、

「関節面同士が最も均等に接触し、安定している位置」

を指します。

専門的には、骨同士が適切な位置関係を保ち、関節包や靱帯、筋肉に余計なストレスがかかりにくい状態となります。

例として股関節

この状態では、

  • 最小限の筋活動で関節を安定させられる
  • 力の伝達効率が高い
  • 動作中のブレや代償が起こりにくい

といった特徴があります。

つまり関節求心位は、

「身体の筋肉が頑張らなくても安定できる位置」であり、姿勢保持において、非常に重要なポジションなのです。

求心位が崩れると何が起こる?

関節が求心位から外れた状態では、本来その関節が担うべき安定性を失いやすくなります。

その結果、

  1. 周囲の筋肉が過剰に緊張する
  2. 特定の筋ばかりが使われる
  3. 関節運動が偏りやすくなる

といった状態が生じます。

これが続くと、

  • 疲れやすい
  • 動きが重い
  • 違和感や痛みが出やすい

といった症状につながっていきます。

「力は入っているのに安定しない…」
「支えている感じがしない…」

このような感覚を訴える方は、関節求心位が崩れているケースが少なくありません。

ねじれの正体は“関節の位置”

以前のコラムで「足部から起こるねじれ」「股関節から起こるねじれ」についてお話ししてきました。

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これらのねじれに共通しているのは、関節が求心位から外れたまま荷重を受けているという点です。

例えば膝の場合、膝関節そのものが悪いというよりも、

「足部や股関節の影響で膝が本来の位置に収まれず、ねじれた状態で体重を支えている」

というケースが多く見られます。

そのため、

  • 「関節のはまりが悪い」
  • 「動かすと引っかかる」
  • 「詰まる感じがする」

といった感覚が出やすくなります。
これは単なる筋力不足ではなく、関節位置の問題が背景にある可能性があります。

最後に

見た目上きれいな姿勢でも、関節の位置が正しくないと、身体は常に頑張り続けることになります。

本当に大切なのは、「力を抜いても安定できているかどうか」

そのためには、

  • 十分な可動性
  • 適切な安定性
  • 正しい関節位置(求心位)

これらがバランスよく保たれている必要があります。

ストレッチだけ、筋トレだけでは改善しにくい方は、一度「関節が本来の位置で動けているか」という視点で、ご自身の身体を見直してみてください。

痛みや不調は、

「姿勢が悪いから」「筋力が足りないから」

だけで起こるものではありません。

当スタジオでは、関節の位置・動き・負荷のかかり方を評価した上で、その方にとって無理のない身体の使い方をご提案しています。

「運動しているのに身体の調子がなかなか良くならない…」

という方は、ぜひ1度来店していただけると幸いです!

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