運動しているのに痛みが改善しない人へ|原因評価と合う運動の選び方

「運動の効果」と聞いて、多くの方がまず思い浮かべるのは、「筋肉がつく・痩せる・体力」がつくといったイメージではないでしょうか。

もちろん、それも間違いではありません。

しかし、理学療法士の立場から見ると、運動はそれだけにとどまりません。

医療やリハビリの現場では、運動は身体機能を回復させ、痛みを改善し、再発を防ぐための「治療手段」として使われています。

近年では「Exercise is Medicine(運動は薬である)」という考え方も広がりつつあります。

ただし、ここで大切なのは「どんな運動でも効果があるわけではない」という点です。

目次

運動が身体に与える本当の効果

1. 筋肉だけでなく「神経」に働きかける

運動の効果は、筋肉そのものだけではありません。

実際には、脳・神経・筋肉の連携に大きく影響します。

痛みを抱えている人の多くは、無意識のうちに

「痛みをかばう動き」「間違った身体の使い方」

を身につけています。

適切な運動は、その誤った動きを再学習させ、「痛みが出にくい動き」を身体に覚えさせます。

2. 関節や組織への負担を分散させる

腰や肩、膝関節等の痛みは、一か所に負担が集中することで起こることが少なくありません。

適切な運動を行うことで、

  • 使われていなかった筋肉が働く
  • 関節の役割分担が整う

結果として、特定部位への過剰なストレスが減少します。

3. 痛みの感じ方そのものを変える

運動は、中枢神経(脳・脊髄)にも作用します。慢性的な痛みでは、「実際の組織の問題」以上に、【痛みへの不安や恐怖】が影響していることもあります。

運動を通じて「動いても大丈夫」という経験を重ねることで、脳の痛みを抑制するシステムに作用し、痛みの感じ方そのものが変化するケースも多くあります。

多くの論文でも言われており、現場でも痛みの変化を感じています。

以下論文抜粋していますが、興味ある人は見てみてください笑

なぜ「運動しても良くならない人」がいるのか?

「運動しているのに、痛みが良くならない」

この相談は、現場で非常に多く聞かれます。
しかし、その多くは運動が悪いのではありません。

問題なのは、

  • 痛みの原因を評価しないまま運動している
  • 今の身体の状態に合っていない運動を選んでいる

という点です。

SNSや動画で紹介されている運動は、「誰かには合っていた」方法であって、
「あなたに合っている」とは限りません。

重要なのは「原因の評価 × あなたに合った運動」

当店が最も重要視しているのは、身体の評価です!

評価では、

  • 動きの癖
  • 柔軟性の偏り
  • 筋出力やタイミング
  • 日常動作や生活背景

などを総合的に確認しています。

そのうえで初めて、

  • 何を行うべきか
  • 何を行うべきでないか

が明確になります。

だからこそ必要なのが、身体の評価 × あなたに合った運動という考え方です。

運動は「万能」ではないが「最強のツール」

運動は、「やれば必ず治る魔法」ではありません。

しかし、

  • 正しく評価し
  • 適切に選択し
  • 正しいタイミングで行えば

痛みの改善、機能回復、再発予防に非常に強力な効果を発揮します。
大切なのは闇雲に動くことではなく、「自分の身体を理解した上で動くこと」です。

もし、今回の記事を読んで、自分の身体について知りたい!という方はぜひ1度当店に来ていただけると幸いです!

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