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膝・腰に不安がある人でもOK|インターバル速歩の正しいやり方と頻度

健康維持には欠かせないウォーキング。
「1 日 1 万歩」という言葉は誰もが 1 度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
しかしながら、実際に 1 万歩歩けている方は 3 割未満といわれており、生活習慣病の予防・改善効果はみられるものの歩行速度や体力の向上は認められなかったと報告されています。
そこで、上記の向上が得られるかつ簡単継続できる方法としてインターバル速歩が注目されています。
今回は、インターバル速歩はどのように行えばよいのか?頻度や注意点などを踏まえてお話ししていきたいと思います。
インターバル速歩の経緯
歩行速度や体力の向上には下半身の筋力向上が重要ですが、ウォーキングでは筋力向上が見られませんでした。
ウォーキングに加えて週 1 回のマシントレーニングを行ったところ、歩行速度が 10~20%向上という結果が得られ、歩行速度や体力の向上には、マシントレーニングをウォーキングに加えて行うことが有効であることが示されました。
しかし、マシントレーニングは施設やトレーナーの指導等が必要なため、「誰でもどこでも簡単に継続できる」運動方法としてインターバル速歩が考え出されました。
インターバル速歩の実施方法
インターバルとは運動+休息を交互に繰り返しながら行う方法です。
例えば、急いで走ったあとに、緩やかに走る。これを何度も繰り返すことを指します。
- 1.「ゆっくり歩く」→リラックスしながらのんびりと行う(3分間)
- 2.「速く歩く」→下記の点に気を付けながら行う(3分間)
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・視線は 25m 前方に向け、背筋を伸ばす
・できるだけ歩幅を大きくし、かかとから着地する
・肘を直角に曲げ、腕を前後に大きく振る
・少し息がはずみ、会話ができる程度のややきついと感じる速度で歩く
計 6 分セットを 1 日に 5 セット、これを週 4 回行うことを目標に実施します。
★朝・昼・夜とこまめに分けて実施しても大丈夫です。


実施する上での注意点
- ① 速度の調整
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足元に充分注意し、無理をせずに、足がもつれない程度の速度で実施する。
- ② 自分の身体や年齢応じた強度を調整
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心臓や肺の持病がある人や、脳卒中、パーキンソン病、などの診断を受けたことがある人は、かかりつけ医と相談する。
- ③ 準備運動&整理体操をしっかり行う
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インターバル速歩を始める前後にストレッチを行い、怪我や疲労を予防する。
とくに下半身のストレッチをしっかり行い、筋肉の柔軟性を向上させましょう。 - ④ 正しい姿勢やフォームで実施する
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前屈みにならないように胸を張った姿勢を保ち、正しいフォームで行う。
- ⑤ 適切な服装やシューズを選択する
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服装は軽い運動ができる程度のもの、シューズは底がやわらかく、曲がりやすいもので、踵にクッション性があるものを選びましょう。
まとめ
運動をしなくなると筋肉の萎縮が進み、日常生活動作が困難になるだけでなく転倒や寝たきりになりかねません。そのため膝痛や腰痛が日常的にある場合でも無理のない範囲で行いましょう。
また、痛みが悪化する場合はしばらく休息をとったり、スピードを軽減したり、時間を短くするなど自身の状態に合わせて継続していきましょう。
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